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ケーススタディ:ADRアクセラレーションプログラム「Runway to the Future」と米Ottonomy社とのコラボレーション

ADRとは

 

ADR(アエロポルティ・ディ・ローマ)とはイタリア国内でフィウミチーノ空港とチャンピーノ空港の2空港を運営しており、航空業界におけるイノベーション推進の中心的存在として注目されています。

フィウミチーノ空港はスカイトラックス社による「世界の航空会社ランキング」で最高ランクの5つ星を取得している空港で、ADRは一貫して運営品質と旅客体験価値を向上させてきました。この責任感と信頼性が、ADRのイノベーションプロセスにおいて極めて重要な取り組みであるアクセラレーション・プログラムの設立につながりました。

このプログラムは、未来の空港を形作るためにスタートアップと協力し、航空業界の基準を再定義することを目的としています。

本記事では、ADRとスタートアップとのコラボレーションによる取り組みと、その成果について紹介します。



ADRのイノベーションプログラムとグローバル・パートナーシップ


ADRのイノベーションへのコミットメントは、アクセラレーション・プログラム「Runway to the Future」で体現されています。このプログラムの目標は、将来の航空業界エコシステムにおける新たな基準を設定することです。

国際的なスタートアップ企業と共に、デジタル化、正確性の確保、データドリブン型、そしてサスティナビリティを実現する未来の空港の創造に貢献します。

重要な点は、概念実証(PoC)を実施するにとどまらず、スタートアップをADRの空港運営プロセスに統合し実践的にプロジェクトを進めていく点にあります。



ADRは2024年1月23日、第3回Global Call4Startupsを開始しました。

今回のテーマは下記のとおりです。


  •  スマートオペレーション&プロセス

  • インフラ管理と開発

  • 旅客エクスペリエンスの向上

  • ネットゼロ目標と持続可能性

  • 新たなビジネスチャンス

  • 破壊的ソリューション

 

選出されたスタートアップには以下の特典があります。


  ✓ 最高8万ユーロの資金提供

  ✓ ADRのイノベーション・キャビンクルー幹部によるビジネスメンターシップ

  ✓ 最大200万ユーロの契約(検証後、実際のプロダクトもしくはサービス導入のため)

  ✓ ADRのCVCファンドADR Venturesによる投資の可能性

  ✓ 7億人以上の旅客を管理する "Airports for Innovation "ネットワークからのサポート

  ✓ フィウミチーノ空港第1ターミナル内のイノベーション・ハブへのアクセス

 

この機会をお見逃しなく。応募方法はこちらをクリックしてください。



ケーススタディ: Ottonomy社とのコラボレーション

 

Ottonomy社とは


ADRアクセラレーション・プログラム「Runway to the Future 」の目立った成功例の一つとして、自律型ロボットによる食品や小売商品の配送を専門とする米国発スタートアップOttonomy社とのコラボレーションがあります。

 

旅客はオンラインショップ、店頭にかかわらず商品を購入でき、購入した商品は搭乗ゲートも含め、指定された場所に直接配達されます。配送サービスだけでなく、Ottonomy社のロボットは多機能で、マーケティングや広告ツールとしても機能します。


取り組んだテーマ

 

Ottonomy社は、第1回目Runway to the Futureアクセラレーション・プログラムのテーマの1つである「オムニチャネル・コマース」に対しソリューションを提供しました。


ADRが求めたソリューションは、旅客体験の向上とビジネスチャンスの両方の重要な課題を解決するためのソリューションでした。つまり、高度にパーソナライズされたサービスで旅客一人一人に対応していて、新たな収益源を生み出せるようなイノベーティブなサービスを求めていました。


Ottonomy社のソリューション

 

Ottonomy社は彼らの非接触型配送ロボットにより、旅客が店頭だけでなく、オンラインショップからも商品を購入することができ、購入した商品を搭乗ゲートを含む指定場所に直接配送できるソリューションを提示しました。

このロボットは配送サービスだけでなく、で、マーケティングや広告ツールとしても機能するものでした。

 

Ottonomy社とのコラボレーションの結果

 

Ottonomy社は2022年夏にADRとのPoCを成功させました。新たな収益源の拡大、新たな広告媒体、旅客体験の向上、そして450時間以上の運用と400kmの走行で1件の事故もなかったという、非の打ちどころのない技術的・運用的信頼性を実証しました。

このPoCの成功により、ADRはADRベンチャーズを通じた初の投資をOttonomy社に対して行い、Ottonomy社を重要な戦略的パートナーとして位置付けました。

そして2022年夏より実際にAelia Duty Free shopで購入された商品の自動配送サービスが開始されました。




航空、旅行、AI、ディープテック、IoT、生体認証、セキュリティ、フードロスマネジメント、新エネルギー、モビリティ、スマートシティ、ロボティクス、センサー、ヘルステック、スペーステック、サステナビリティ、デジタルオペレーション、ダイバーシティ、インクルーシビティなどの分野でソリューションを提供する日本のスタートアップ企業であれば、是非Runway to the future Acceleration program, Call4Startups 3rd editionにご参加ください。


ADRとのコラボレーションについてさらに知りたい場合は、こちらの記事もご参照ください。


 

ADR Contact Information


Trusted Corporation’s Contact Information

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